本物が良いけど、肩ひじ張らず。遊びが欲しいけど、真面目な服の方がいい。特にオックスフォードのシャツにはそれを求めたくなる。そんな気分。こんな矛盾をカタチにしたシャツ「WASEW」。
真面目に作った服なのに、どこか肩の力が抜けている。そう、きちんとファションしている。クリーンに見えるようにディティールへの意識の届いたモノづくり。身幅にゆとりを持たせたリラックスしたシルエット。ウール生地を作るヴィンテージの織機で作られた綿100%のオックスフォードのオリジナル生地がしっかり生かされた。すべてが完璧に噛み合う。もちろん見た目だけじゃなく、着心地もいい。これも大事。着こむほどに柔らかくなりしっかり身体へ馴染んでいく。長く着て頂ける要素がしっかり含まれたモノ。
またコーディネートの守備範囲が広い適応力も素晴らしい。この風合だからカジュアルにはもちろんオンまでイケる。ここまではモノの力としては良くある。それ以上にヨコの広がりも強い。数あるカジュアルスタイルにしっかり適応してくれる。ぼくはなんでも好きだからいろんなカッコをするし、これは在りがたい。
カラーバリエーションもいい。どれも甲乙つけがたい。選ぶものを困惑させる嬉しい悲鳴。中でもブラックは珍しいかな。オックスフォードのボタンダウンシャツでブラックはあまりない。ブラックシャツはいつも目を光らせてチェックしてるけど、これと言ったものが少ない中、これにはやらせたね!経年変化も楽しみな一枚だ。
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